六月号巻頭言 後
6月6日(水)
生きる上で最も大切な事は、誰もが教えるように「愛」であると。
そして、その心を持った上での社会貢献である。とすれば、
結婚の真の意義は、愛の成長と社会貢献にあるはずです。
生きて行く上で、誰もが気付かされる事は、「愛」とは
決して生易しいものではなく、生々しい痛みを伴いつつ育み合う、
人生最良の価値である、という真実でしょう。
結婚は二人でするものですが、実際は二つの家系、氏族が
縁を結ぶ事であり、すなわち、異なる相手の文化を受け入れることでもあります。
ならば、結婚とは、歴史の中で生じたあらゆる怨恨を克服する道ともなり、
その観点からすれば、大変な波風があって当然の道となります。
ということは、最後はもう、結婚には「愛」と「真心」でしか
立ち向かえない、という結論になります。
夫婦が築く家庭が、愛の光で明るければ、世の中は必ず明るい。
それは大きな社会貢献です。
ママとマスターが仲良しなのは、人生の根本認識として、
この様な価値観を共有し合えているからでしょうか。