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エマ通信

2012.06.11

命とは?

6月11日(月)

無限界に成長を指向する意思の働き。

その働きは、止まることを知らず、

かつ、未来へとはるか受け継がれて行く。

命は、個体ごとに発現するものではあるが、

個々の所有物といった性質のものではなく、

あくまでも、全体的な調和と成長に与する。

その証拠に、

私は私の臓器の働きを自在に操ることは出来ない。

私は私の体内代謝を自分の意志では制御し得ない。

命の営みはいつも、

私の意志とは全く別の所で、「私」を活かしめている。

命とは、無限界に成長を指向する「私」とは違うものの意志の働き。

その命を宿す肉体にまたがって、私は生きる。

「私は私を、命に委ねて生きてゆく」

それが自然の成り行き。

命は、何があろうと成長を指向する。

私は命に導かれて、自然と成長する。

命に働く大事な属性、

それは、命はおのずと花を咲かせる方向へと働くこと。

実を付けて、種を結び、

そして、命の芽吹きは

はるか受け継がれていく。

命は自分の所有権に含まれるものではなく、

その帰属権は、宇宙にある、

としか言い様が見当たらない。

ですから、当然の結論ですが、

自分の命も、他人の命も

「殺す」ことは、

絶対に誤りです。

連綿と続く、命の繋がりを担い、

近い未来、共に花を咲かせる役割を担い合った、

尊い預かりもの、それが私の命。

 

命を傷つける痛ましい出来事が、

これ以上起こりませんよう、

心から祈ります。