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エマ通信

2013.03.29

『協創』という言葉

「心が海に乗り出す時、
新しい言葉が筏を提供する」
とは、大詩人ヨハン・ゲーテによる詩の一節です。
これと全く同じ書き出しで以前に一度、エマ通信にて、
「半農半X」という言葉を紹介した事がありました。
今回はその第二弾として、
「協創」という言葉を取り上げたいと思います。

いつもユニークな人物との出会いが絶えないエマさん。
先日も大阪市内のオフィス街の一画で、
新しくカフェを始めた方と出会いました。
お店の屋号は「協創カフェ natura(ナチュラ)」。
こちらのカフェのコンセプトが「協創」なのです。
この協創(キョウソウ)、一口で説明するのは難しいのですが、
「人と人との間のネットワーク関係=縁脈を創出し、
他業種、多世代とのコラボレーションから
新たなる価値を創出すること」と、一先ず言っておきます。
この言葉をマスター的に解釈すると
キーワードは三つとなります。すなわち、
「つながり=連帯」
「もちまえ=個性」
「よろこび=新たな意欲」。

「人」という文字は、
支え合う構図になっているとよく言われますが、
それはその通りで、
人は繋がり合い関わり合うことなくして単独では存在し得ない、
という真理が一瞬にして見て取れる字面になっていて興味深いです。
人は気の合う仲間と繋がり合えれば、
それぞれのもちまえ=個性やスキルを提供し合って、
互いの役に立ち合おうとします。
人は、自分の存在が他者に役立っているという実感を得る時、
心は自ずと喜びに満たされて、
その心情的充足感が新たな意欲を掻き立て、
次へのステップを踏ませます。
ですから、豊かな人生とは、
「つながり」→「もちまえ」→「よろこび」の
滞りのないサイクルを持ち得る場に
自分の身を置くことが前提であろうと思うのです。
そう思いを巡らせて、改めて「協」という文字を見やると、
この「つながり」、「もちまえ」、「よろこび」の
三つの「力」が縦横(十)にがっしりと結び合った
字面になっている事に気付きました。
或いは、この三つの力を足し算するという解釈もイイですね。
三数は存在の安定数とも言われます。
正しい目的を中心に三つの力が合わさった時、
とてつもない力が発揮されることでしょう。
これからの時代に漕ぎ出すコンセプトワード、
それが「協創」であると思います。

「皆んなが楽しい事は、正しい事」。
これはナチュラの主宰者さんが一貫して主張されている事です。

さて、協創カフェnatura。
その空間は、出会いの場であり、
共感共鳴の場であり、
新しい価値を創出し具体化する場でもあります。
実はそんな流れに笑間も巻き込まれて、
来たる4月20日(土)にナチュラさんとの共催で、
ナチュラさんのスペースをお借りして
「歌夜会」を開催することとなりました。
テーマは、『昭和喫茶』です。

奇しくも、四月は昭和の日がありますが、
昭和の名曲を中心に歌い、
昭和の喫茶店メニューを彷彿させるお料理を頂き、
ノスタルジーなひと時を過ごして頂きたいと考えております。
お料理は、笑食人アカデミーの村上一成シェフにお願いしております。

19時開場。
参加費は、食べ放題、飲み放題、お一人3000円です。
出演は、アコースティックE-MAn(マスター&キャプテンOG)と仲間達です。

事前にご予約頂けますようお願い致します。

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