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エマ通信

2021.09.30

2021年エマ通信10月号(創刊158号)

2021年エマ通信10月号(創刊158号)

wonderful life with coffee part9.

10月1日は何の日?
答えは、今や世界万人の祝祭『コーヒーの日』です^ ^
今を去ること二千年前、コーヒーで衆生を救った伝説の珈琲ロースター「エマコロービ・ヤオーキ」という名の琉球出身の偉人が世界平和を祈願して定めた日とされる。ただし、その真偽は今もって謎が多い(知らんけど)。

てな阿呆な話はさて置き^^;、

10月1日は、コーヒーとコーヒーに携わる人達をお祝いする国際コーヒーの日なのです(これホンマ!)。

皆さま、今年もコーヒーの美味しい季節、秋が到来しました。
万歳!

マスターもエマコーヒーを始めて、来月で16周年になります。

今でこそ珈琲屋を生業としているマスターですが、告白するとそもそもコーヒーにはさほど興味のなかった人間でした。

缶コーヒーでもインスタントコーヒーでも、たとえ手の込んだドリップコーヒーであっても、全て等しく「同じコーヒー」。
そんな認識しか持っていなかったのでした。

喫茶店に通うような趣味もなく、そもそも、たまに誘われて行く喫茶店ではコーヒーなど滅多に注文しない、そんな偏った奴だったのです。

要は、自ら進んでコーヒーは飲まない。

コーヒーを飲むときはいつも受け身で飲む。
すなわち、おもてなしのコーヒーなら飲む。

実は、河島英五さんが無類のコーヒー好きだったのです。

英五さんとお付き合いのあった1990年代のその当時、ご自宅に伺う機会が頻繁にありました。

本当に四六時中、英五さんはコーヒーを飲んでました。
ご自身で淹れることはほとんどなくて、「マッキー、コーヒー淹れてー!」と、その都度、奥様に声を掛けていらっしゃいました。

当然、ついでに私にも淹れて下さいました。

器は、ウエッジウッドだったり、ジノリだったり、ピーターラビットだったりと、案外と洋風でしたね。 

「英五はお酒の飲み過ぎで早死にしよったんや」と思っている人が多いかと思いますが、英五さんは余程調子の良い時以外は自ら進んでお酒を飲む人ではありませんでした。それは私が証言しておきます。

英五さんのもとを離れて紆余曲折、私も遠くへ来たもんだ。今では一丁前に珈琲屋を騙る身となりました。
思いもよらない転身が人の身には訪れるものです。

振り返れば、マスターは英五さんのお宅で沢山コーヒーを飲ませて頂きました。
この時期のコーヒーが存外、私をしてコーヒーへと向かわせる遠因になっているのかもしれないと、ふと感じ入るのです。

生きていれば師も69歳。
今頃は孫の悪企みを一緒になって楽しんでいそう。
そして、目を細める英五さんの傍にはきっとコーヒー。

「一丁俺のために美味しいコーヒー、淹れてくれよー、マスター!」

「はい。よろこんで!」

秋空の流れる雲に師を想う

〓神無月十月の笑間〓

今月の展示
莊林敦子さんの絵画展

『主人に勧められ始めて10数年。頭に浮かんだものや、心に留まったものを自分のペースで描いております。』
そんな仲良しご夫婦、莊林さんの作品展です^ ^

☆10月10日(日)ありがとうの日
エマのお客様感謝デーです。
ご来店の皆さまにプレゼントをご用意しております。

◎今月の定休日は、毎水曜と木曜です。

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