石垣島の思い出
6月11日(土)
石垣島では先週、海人(うみんちゅう)の行事である海の神事
ハーリー(海神祭)も終わり
梅雨明け宣言が沖縄で発表される4,5日前から
猛暑が続いていたそうです。
そんな石垣島で今年も
日本で一番早いお米の収穫が始まりました。
品種はほとんど『ひとめぼれ』
石垣島で秋田のお米が収穫できるなんて!と驚いた事を記憶しています。
島で暮らしていた頃は、親戚のきよしおじぃが
田んぼをもっていたので、よく遊びに行ったものです。
そして、遊ぶだけでなく、
牛飼いの仕事をしていた私達にとって
このお米の収穫は、また特別な意味を持っておりました。
稲藁は、肥育牛の肉質を向上させるのに
一番有効な餌となるので
脱穀したあとに採れる稲わらをよく拾いに行っていたのです。
藁をかき集める手段としては、熊手のみ。
稲刈り後の田んぼに入り、せっせせっせとすべて手作業で藁を集めます。
梅雨も終わった猛暑の中
日よけもない広大な田んぼに入ってふらふらしながら
藁集めをしたことを思い出します。
トラックに、めいっぱい詰め込んだあと
そのふかふかの藁の上に乗って帰るのが
一等好きでした。
石垣の田んぼを思い出した梅雨の晴れ間の夕暮れの空