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エマ通信

2011.09.06

笑間通信9月号

こんにちは。マスターです。

台風の上陸で幕を開けた9月です。

幸い、エマ通信9月号は、台風の到来直前に

配り終えることができました。

いつもの通り、ご近所限定で1000部をポスティングしました。

エマ通を手にとってご覧になれない方に向けて、

たまには、こちらのブログでもエマ通信の

記事を一部掲載いたします。

 

「マスターの夢」

先日、お客様から「マスターの夢は何ですか?」と

質問をいただきました。

しばし立ち止り、自身の心に問うてみましたが、

うまく答えられませんでした。

もちろん、もっと稼いでお店を発展させて

ふるさと石垣島と大阪の懸け橋となりたいとか、

そんなことは思い描いてはおりますが…。

「人生を過ごす中で一番やりたいことは何か?」

と問われたならば、マスターは迷わず、

「コミュニティー作り」と答えます。

振り返るに、高度経済成長期の只中に石垣島で生まれ、

大阪で育ったマスターは、中学生のときにはすでに、

無為自然を標榜し、隣席の友人と「田舎に帰ろうや同好会」

なる意味不明の組織を結成し、

同好会歌まで作り唱和しておりました。

高校生になると、武者小路実篤の名著「人生論」に感銘を受け、

氏が率いた「新しき村運動」にどうすれば参加出来るのかを

真剣に模索しておりました。

大学生の時は、総合文化サークルなどと称して、音楽や演劇、ダンスに映画と言った、

芸術活動を支援するサークルの企画・運営のお手伝いもしていました。

石垣島で牛飼いをしていた時代には、

通りがかりで訪ねてきた観光客をどうぞどうぞと牧場に招いては、

バーベキューでおもてなしをしてさしあげたりと。

このように、マスターは常に人との出会いを求め、つながりあって、

互いにモチベーションを高め合えるような人間関係を築くことに

何よりもの喜びを感じるようです(そのくせ結構人怖じするほうなのですが…)。

お陰さまで今エマには、夢を持ってまい進する青年達や、

若葉のような心を失わない壮年の方々に多数集っていただいております。

そして互いに交流をもつときには、とてもいい「気」が巡ります。

そういう場に居合わせることにマスターは、とても清々しい幸福感を味わいます。

人生において大切な事は、心のモチベーションを高め合える

コミュニティーを築き上げることだと思っています。

そんなポジティブな心のホームグラウンドとして、エマという場がこれからも

機能し続けるのであれば、それはマスターにとっての存外の喜びです。

ですから、結論を言ってしまえば、

マスターはエマというコミュニティーの場を築けたことで、

すでに夢を叶えてしまっているのです。

 

エマの屋号は「笑間」。

すなわち、笑顔のあふれる時間、空間、仲間たち。

あらためて、よい店名をつけたものだと自負しております。

マスターはそういう職場で毎日働けて、仕合せです。

そういえば、「働く」という言葉の原点(大和言葉)は、

「はた」+「らく」と聞いたことがあります。

「はた」=周り、「らく」=楽。

すなわち、周りにいる人々を楽しくさせて、楽をさせてあげること。

それが「働く」の真実の意味だそうです。

ということは、エマのお仕事はやはり、笑顔のあふれる空間作り。

そのことにこれからも愛情を灯して取り組み続けたいと思います。