まかりとおる事
12月18日(日)
今日は一日、マスターにお店をおまかせして
私は、叔父の一周忌法要にでかけていました。
叔父が早逝して、もう一年が過ぎようとしています。
母の弟で、私とは15歳しか離れていなかったので
ずっと私のお兄ちゃんでした。
歴史のある静かな寺院で法要が執り行われ
故人を偲び、皆で手を合わせたひととき
安らかな心持ちで、追善供養をすることができました。
御寺主さまからのお話と、そのご家族のお人柄
そして、
本堂にて過ごす時間、お寺の佇まいなど拝見しながら
色々と思索する時間を持つことができました。
思索を箇条書きに上げれば
しきたり、儀式、形式の大切さと美しさ
慣習が伝統となり、その伝統が人を作り、国が栄える
風潮という危うさ
出来ちゃった婚がなぜ授かり婚となるのか、恥の概念とはなんぞや
躾の美しさと教育の大切さ
生に向き合う上で大切なことは
などなど挙げだしたら切りがないほどです。
その結果、
『まかりとおしてはならないもの』を大切にしていかなければいけないな
との思いに至りました。
もしかしたら
叔父さん(お兄ちゃん)と問答していたのかもしれませんね。
法要のあとは、みなで和やかに会食しつつ
近況や思い出話に花が咲きました。
それとあともうひとつ
今日、初めて会った中学生になる知人のお嬢さんから
「はじめまして、○○と申します。母がいつもお世話になっております。」
ときちんとお礼をして挨拶された姿が美しく
飛び上がるほど嬉しかったという出来事もありました。(世の中、まだまだまかり通っていませんね)
お行儀のいい子に会うと何でもしてあげたくなるから不思議です。
それだけ人を気持ちよくさせるものなのですね。
寒風吹く中ではありましたが
爽やかな晴れの中、故人を偲びつつ
心が深々と温まる良き一日でありました。