木蘭の花
4月3日(火)
街中のあちらこちらにモクレンの花が、美しく咲き誇っていますね。
モクレンは木蓮の文字より、木蘭と書く方が私は好きです。
そして、学名『マグノリア』の言葉の響きも好きです。
木蘭は春になるとよく見かける花ですが、
実はとても神秘的な花なんですよ。
なんと一億年前から存在したらしく
地球上で最古の花といわれています。
蕾の時は、みんな北を向くためにコンパスフラワーと呼ばれ、
花びらは、陽が昇ると共に開き、沈むと閉じるそうです。
通り過ぎて何気に観ていた花木でも
その意味合いが分かれば、情が湧き
愛でる気持ちが変わってきます。
木蘭の写真は、今、私の後輩が病の床に臥しているので、
春を感じられるようにとマスターが撮って来てくれたものです。
今日、病院に行って「春が来たよ」と画像を見せると
「私は、花の中で木蘭の花が何より一番好きなんですよ。どうしてわかったんだろう。」と
とても喜んでくれました。
白い木蘭が朝日を浴びて黄金色に染まっている花の姿にも
感動してくれました。
こんなことってあるのですね。
そして、
「木蘭をあなたのシンボルツリーにするといいよ」と云って
シンボルツリーの話をしてあげました。
木蘭の花言葉「恩恵」「高潔な心」「自然愛」。
どれも彼女にあてはまるようです。
そして、明日は宮澤賢治の寓話「マグノリアの木」を読んであげよう。