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エマ通信

2014.11.09

愛と感謝の9周年(エマ通信11月号より)

「愛と感謝の9周年」

2005年の11月10日に門真元町で産声を上げたエマコーヒーも
この11月で開業9周年と相成りました!
故郷石垣島で牛飼いを生業に暮らしていた頃には
思いも寄らなかったこの喫茶業ですが、
お陰様でご地域の皆様を始め、多くの方たちの愛ある支えのもとに
今日まで暖簾を提げ続ける事が出来ました。
有り難いことです。
その事を先ずは何よりも皆様に感謝申し上げますm(_ _)m

たかが9年、されど9年。
個人的には感慨深い内容がもちろん濃厚にあるわけですが、
しかしまだまだ、たかが9年です。
それは、とても身近な所で
もっとすごい先輩方がいらっしゃるからです。
例えば、世界的なフィギュア造形軍団の海洋堂さん。
今年でなんと創業50周年です!
こちらの館長さん、若き日は郷土の土佐でいろんな職を体験された
とのことですが、
一念発起して大阪に出て来られて、
土居商店街の一画で、わずか一坪半の模型屋さんから身を起こし、
今や押すに押されぬ世界の海洋堂として確たる地位を
築いておられます。
ありがたいことに海洋堂さんとは
親しくお付き合いをさせて頂いているマスターとママですが、
以前海洋堂さんのホームパーティにお招き頂いた折、
80歳(現在は86歳)になられた館長さんが仰いました。
「80歳は洟垂れ小僧!」と。
マスターこの発言に衝撃を受けました。
老いてますます意気軒昂です。
恐れ入りました。
そんな海洋堂さんの変わらぬコンセプトは
「新しいモノ、楽しいモノ、珍しいモノ、面白いモノ、
どこにもないモノ、そしてより優れたモノづくり」です。
この合い言葉のもと、
これまでに万を越すオリジナル作品を世に送り出し続け、
その感性と技術に更に磨きをかけ、
そして今、新たに掲げるキーワードが、
「創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある」と。
カッチョいいです。マスター、心震えました。

ご近所にもうお一方50周年選手がいらっしゃいます。
マスターの敬愛する時計宝飾店のミノル会長さんです。
ミノルさんも丁稚奉公の時代を経て丁度50年前、
ここ西三荘(昔の門真駅)での3坪の時計店を皮切りに
京阪神一円に精力的に店舗展開を果たし、
今や時計宝飾店の京阪神の雄として名を馳せていらっしゃいます。
ありがたいことに
ミノルの会長さんともご近所の好で親しくさせて頂いている
マスターとママです。
下積み奉公時代のお話、独立開業当時のお話、
阪神大震災以降の苦労話等々、決して順風満帆ばかりではない
実体験談には、学びのエキスが凝縮されています。
そしてなによりも会長のお人柄こそが今日の繁栄の秘訣だと
思うのです。
エマに集う若い人達に対しての言葉掛けや
にこやかに応じる姿を見ていると
この方は心底人が好きなんだなと思わされます。
そして今日まで築き上げた実績に対して
「先祖とみんなのお陰や」と決して慢心することのない謙虚さ、
「ワシの人生は金持ちやない、人持ち人生や」と
常に実感としての言葉を語る姿に人としての円熟を感じます。

海洋堂さんにしろミノルさんにしろ、
お人柄が魅力的なのです。
そんな方々にお見知り置き頂けたマスターとママは
やはり仕合わせ者です。
これも喫茶業をこの地で営み続けたお陰の賜物です。
良き先輩方の後ろ姿を励みとしながら
ますます精進致して参ります。

さて、来年は10周年だ!

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