火と風のロンド 焙煎と言えども、結局は調理法のひとつです。 焙煎機の扱いで僕たち焙煎士が行っていること、 それは火力と排気加減の調節です。 焙煎機のシリンダーの中で踊る生豆に どの程度の熱量を どの程度の圧力で どの程度の時間 火を入れるのか。 その工程の組み立てを ああでもないこうでもないと 日夜頭を悩ませつつ、 至福の一杯を探し求めて 我ら焙煎士は、 今日も焙煎機を回すのであります。 焙煎は、火と風の織りなすロンド。