12月の雨 外は雨。 12月ともなれば、冬枯れの町に 寂しさが纏う。 日曜だというのに人通りもまばら。 ストーブであったまった曇り窓越しに 鈍色の空を透かし見れば、 憂鬱もまた心を満たす情趣であると知る。 明日も雨だろうか? 冬の雨は北の人の心をどう濡らし、 南の人の心にどう沁みるのだろう? 空の高みの気象の移ろいもまた 人の心にはね返る。 雨の日も冬枯れの日も 世界はいつも貴く美しい。 Thank you for my life. Good night all.