夏至の日のもの思い
人生は一度きり。
一度終えれば永遠にやり直しのきかないもの。
だから、やり残したことがあるならば
後代に託して行くしか道はない。
人生の道理は、厳格な申し送り。
過去と今との間には、思いの紐付けが厳格に横たわる。
先人の遣り残した使命を未来に生きる者が背負う。
それが即ち、因縁やら、業やら、血筋やら、生まれ変わりやら、罰やらの正体。
私は、後代に、人の未来に、
何を託して行くべきか?
何を申し送り出来るのか?
夏至の日の正午に定着する太陽の光。
頂上から降り注ぐその光を浴びて
影を作らない人生を歩めるよう。
人の未来に影を落とす者にならぬよう。