10月10日。右に左に10目盛ずつ。
さてさて、
人間 心の持ち様がどれくらい暮らしに反映しているものであろうか?
例えば、
喧嘩してむしゃくしゃした心で淹れたコーヒーは旨いか?
憂いの気持ちで仕込まれた梅干しの味は人を悲しくさせるものか?
ささくれた心で作られた楽器の音色は人を癒し得るのか?
苦手な相手と取り交す商談には嘘が入り込むものか?
等々。
悲しいかな、人は存外心とは裏腹なところで生きていることが多い割にだからと言って、?
その心の持ち方が全てネガティブな結果を招くとは限らず案外上手くいったりもする。
本当は、良いも悪いも五分五分。
損も得も五分五分。
人は結果をすぐに問いたがるけれど、
招いた結果に一喜一憂しているうちはこの世の業からは逃れられぬ。
人を騙し、脅しすかし、排除して安楽な立場にのさばりそれを成功と吹聴する輩がいるのも世の常かもしれんが、
のっぴきならない事情や憂いの境遇にあろうとも、
ただ、今、ここに在る、私の心の在り方にこそ専心すべきが人の道。
私の心は喜びや感謝や赦しやまごころや未来への希望や情熱を宿しているのか。
それを呼び覚ますことにこそ人生専心すべし。
さすればこそ花は咲き実は稔る。
今日は10月10日。
右と左に10目盛ずつ。
その天秤の支柱に立つのが私。
酸いも甘いも噛み分けてバランス良く生きて行く。
右にも左にも「ありがとう(10)」をぶら下げてね。