2019年エマ通信2月号(創刊126号)
2019年 笑間通信 2月号
年間を通じて一番寒さの募る2月がやって来ました。
そもそも南国生まれで痩せっぽちで脂身の少ないマスターには、この時期の寒さは身にこたえます。
なので今月はちょこっと、生まれ島である石垣島に避難してきます^^;
実は、このタイミングで帰省するのには寒さの他にも理由があります。
旧暦の1月16日に行われる八重山の伝統行事「十六日祭(ジュールクニチサイ)」に参加する為です。
1月1日はこの世のお正月ですが、八重山では旧暦1月16日をあの世(グソー)のお正月として、お盆と並ぶ重要な行事として位置付けているのです。
なのでこの日は学校も職場も半ドンとなり、
みんなお昼に合わせてご先祖様の居るお墓に集まります。
沖縄は民間の信仰として先祖崇拝が定着しているので、お坊さんを呼んだりお経を唱えるようなことはしません。
一族の長が線香を立てウートートー(手を合わせること)をして、
その後はご先祖様を交えた和やかな宴の始まりとなります。
重箱やオードブルといったご馳走に舌鼓をうち、お酒も振る舞われます。
中にはキャンプさながらにバーベキューを楽しむ家族もいます。
最後は三線と踊りで宴もたけなわとなるのは、さすが沖縄です。
お墓の前で酒を喰らい肉を頬張り、はしゃぎ立てるのは、内地の方たちから見ると一見不謹慎に映るかもしれません。
しかし、集まった子孫たちの楽しそうな姿や笑顔を見せることが、ご先祖様にとっての一番のご供養になると島の人たちは考えているのです。
八重山では、あの世の実相を知るところも含めて、日々の暮らしが整理されているのです。
□如月二月の笑間珈琲
寒さで衣を更に重ね着するところから衣更着=如月(きさらぎ)。
寒いからとお部屋に篭ってばかりいるのもよくありません。
時には外に出て太陽の陽射しを浴びましょう。
桜の花芽、陽だまりに猫、
八百屋に春野菜、ウグイスの声。そこかしこに春の兆しを発見。
2月の歳時記
豆まき、恵方巻き、確定申告準備、入試、
スキー、バレンタイン、春一番、三寒四温、
梅見、サザンカ、シクラメン、かぶ、白菜、
水菜、菜の花、キンキ、蛤、ブリ、
金柑、八朔。
□今月のギャラリー
『謎のティーンエイジャー美音(みね)イラスト展』
一見クールなその立ち居振る舞いとは裏腹に、
彼女の胸の内には計り知れないロマンと情熱がほとばしる。読み取りの難しい心の迷路を、彼女はこれからどう表現していくのだろう。次代を担う期待のイラストレーター美音(みね)。
彼女はこの町の片隅で着実に進化するティーンエイジャー。
★2月10日(日)ありがとうの日
毎月10日恒例のお客様感謝デー。日頃のご愛顧に感謝してお礼のお品をお振る舞いさせていただきます。
☆今月の笑間のスペシャリティコー
コーヒーの発祥地エチオピアの「モカシャキッソ G-1」。
煌びやかな香りと口当たりの柔らかな甘みを愉しめます。
春を誘う風味の格調高い味わいです。
※今月の19日?22日は帰省の為、臨時休業致します。