潤う町 雨上がりに、路地裏の気配に誘われてふと歩みを向けると、春の芽吹きに驚かされた。 地面にも、石組みの隙間にも、軒先からも、草木の生育が旺盛だ。 これからますますひと雨ごとに春の讃歌は声高に、町を潤すことでしょう。 人もまた互いに潤い合えますように。