誠（まくとぅ）する人
喜びと安心感を振る舞える人になりたい。
それが世の中を愉快に過ごす為のひとつのコツだろう。
私の生業（生き方）は、人の暮らしに喜びと安心感をお届けする仕事と心得る。
もし、今の暮らしに、より一層の安心感（経済的にも精神的にも）が増し加われば、人生はもっと充実するに違いない。
自分が正しいと思うこと、世の中に役立つと思うことを誠実に一生懸命やってその結果、ご褒美としてお金が沢山儲かって、それが永く続くのなら、こんな幸せなことはない。
但し、ちゃんと足るを知りながら。
「論語と算盤」。
それは、渋沢栄一の言葉で「道徳と経済の合一」と言う意。
もちろん、その辺りは政治にも大いに頑張ってもらわないといけない。
そう。誠実に生きる者が馬鹿を見ることがないように。
だけど、
有り余る経済力と自由になる時間を手にしたところで、それ故に災いに陥る人は世の中にはたくさんいる。
だから、
下手に射倖心を煽られないよう。
必要以上に今の生活苦を嘆かないよう。
私は粛々と
人様に喜びと安心感を振る舞えるよう働き、
暮らしを慈しむ。
さればこそいつか本物の幸福に出会える。
「誠（まくとぅ）する人（ひとぅ）や後や何時（いち）迄（までぃ）ん思事（うむくとぅ）ん叶（かな）てぃ千代（ちゆ）ぬ栄（さか）い
あてぃん喜（ゆるく）ぶな
失てぃん泣くな
人（ひとぅ）ぬよしあしや
後（あとぅ）どぅ知ゆる」
〈沖縄民謡「てぃんさぐの花」より〉
