日曜学校の思い出
004#マスター歌ってみた
「待ち望みし主」
大阪市内のとある港湾地区で幼少期を過ごしたマスター。
その時の幼馴染でずっと付き合い続けた親友がいる。中島君だ。
あれは小学校3年生の時だったか、「今度俺の行ってる日曜学校でピクニック行くんやけど、こーへんか(来ないか)?」と誘われた。
「行く行く!」と二つ返事で誘いに乗った。
ところが、当日は生憎の雨でピクニックは中止に。
代わりに、日曜学校でゲームをする事となり、それ以来、結局、高校の時まで私はその日曜学校に通うことになる。
そこは、プロテスタント系の教会で担当の牧師先生も気さくな人でなんだか居心地が良く楽しかった。
讃美歌に足踏みオルガンの響きも気に入っていた。
礼拝のお説教はあまり覚えていない。
思い出は、いろんな行事がほとんど。
中でもやはりクリスマス。
クリスマスが近づくにつれ飾り物が豪華になり華やいだ。
毎年、ページェントと称するキリストの降誕劇を皆んなで演じた。
一番好きだったのは、キャロリング。
イブの夜に信者さんの家々をにわか作りの聖歌隊で回るのだ。
歌い終わると満面の笑みの信者さん達がお菓子をたくさん持たせてくれた。
教会に帰ったら、今度は集まったおやつを囲んで僕らのクリスマスパーティが始まる。
それは、冬の大阪の決して裕福ではない下町での無邪気な頃の温かい思い出。
クリスマスのお説教でなんとなく覚えている事は、
・キリストの生誕日は実は定かでは無い
・世界的に12/25とするのは、冬至が関係するらしい
・キリストは世界の希望なので、冬至を境に日が長くなる(暗き時代が終わる)この時期が御生誕には相応しい
そのくらい。
そんなことよりも、ギターの上手なお兄さんの伴奏で皆んなで歌うクリスマスソングやゴスペルソングが無性に楽しかった。
なのでマスターは今でも時々ゴスペルソングを弾き語ります。
かれこれ40年近く前のこと、自分なりのクリスマスソング作りに挑戦したことがある。
マスターが作ると浮かれた曲調にはどうしてもならず申し訳ないのだが、私もキリストの来臨を心から待ち侘びている者の一人です。
タイトルは、「待ち望みし主」。