門真の本義
言葉には隠された、
或いは託された、
天の意図がある。
例えば、
「天国の門に至る
真の道のあるところ」、
それが「門真」の本来の意味。
太閤殿下の御代より大阪は大阪城を基点とするのが慣わし。
ここ門真は方角が北東、すなわち鬼門に当たる。
なので、逆に鬼に立ち向かって勝利を収めれば、
「門真」はひっくり返って「真門(まかど)」→「真の門」となる。
また、「まかど」転じて「みかど」→「帝(みかど)」の住まう高貴な土地ともなる。
かつて斎王(さいおう)と呼ばれる天皇の代身として伊勢神宮に仕えた皇女が任期満了に伴い京に帰還する際に禊の後最初に立ち寄る御宿所があったのがここ門真なのである。
そこにはかつて真手神社が鎮座した。現在は黄梅寺。
その時代、ここいら一帯は真手一族が権勢を振るっていたらしいが、
第6代と第9代の斎王は、真手王の孫娘が担ったとのこと。
天皇の代身として神に仕える斎王を二人も輩出すると言う歴史的由緒を秘めたる土地、門真。
松下幸之助翁の場合は、
鬼をねじ伏せて経営の神様にまで上り詰めてしまった。圧巻である。
もう一度言うが、
門真の由緒は神々しい。
現在門真神社には、真手神社も合祀されている。
鳥居は、松下幸之助翁による寄贈。
次は幣原喜重郎のことも語るべきや。
昨今流行りのパワースポット巡り。
別段山奥へ下らなくとも最強のパワースポットが地元にあるのであった。
ここは古(いにしえ)より、神気醸す土地柄。
故に、天国の「門」へと至る「真」の道をここでこそ見出せ。