天上の人 天国の橋は雲で出来ているのだと、 さっきあそこの雲のたもとで佇んでいたお爺さんが そっと教えてくれました。 色も形も香りさえ刻々と変幻する空の橋を わしらはいつも歩いとる 昔の憂いは今はもう懐かしすぎて笑うとる 自由な風が胸に旨い あんたらは今はまだ来れんがのう なにじきに肩の荷はおりて 羽ばたけるようになりなさる そんときゃぁまたこの橋で昔の話で笑おうや その人は天上に住まうのか どことなく父の面影残すお爺さん。