夏の日差し ようやく梅雨明けの知らせを聞く。 閉店間際の空を見上げ、 いよいよ夏の日差しかと目を細める。 東を仰げば、のたり入道さんが俺もいよいよ出番かと 覗き見やる。 なぜだかわからないけれど、 今年の夏は妙だ、心が晴れぬ。 私たちが正しく作用しあい、 活き活きと生活し、 希望を持って発展し続けて行けるよう。 それを他人任せにするのではなく、 私が責任を持ってその事に取り組めるよう。 私の家こそを日の当たる場所としてこの夏を過ごせるよう、ぐっと腹に力をためる。