秋空 夏は岩雲 秋は砂雲 見上げるたびに様子の移ろう雲。 そんな掴みどころのない空の紋様にしばし心をあずける。 そんな時間を好むこの頃です。 先日の重陽、 都会の真ん中の少しだけ高いところから天と地を拝み見ながら、 奢らず、飾らず、責め立てず、才に溺れず、ありのままを尽くして…… 今年も残り三分の一。 願わくば守拙に過ぎ越せますようにと、強く願った。