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エマ通信

2011.03.16

祈る場所

3月16日(水)

マスターをお店に一人残して申し訳なかったけど

無性に大きな川辺の堤防をかけのぼり夕日を見たかった。

夕日と言うのは死のイメージだからと、祈りはしても

お願い事をしてはいけないよとおじいちゃんが教えてくれたことを

思いだした。

私は日頃、ひとつの物事を決める時、

正しいのか正しくないのかという判断は

しないようにしている。

実は、私が正しいと思っていることは実は間違っているかもしれないと

常に意識して考える。

それが間違っているのか、正しいのかは誰によって決められるのか。

あまりにもあいまいなものに

思えてしかたがない。

今日のニュースで、一緒に避難できたのに

町内のお年寄りのことが心配で息子だけが残って

津波にさらわれ亡くなったとお母さんがお話しされていた映像をみながら

この息子さんがとった行動は正しかったのか、間違いだったのか

誰にも判断できるものではないと思いました。

ただ、お母さんの表情が息子を誇りに思うと語っているように見えました。

日々繰り返し流される報道の映像で

私の心は思った以上に傷ついているようです。

その思いが、夕日が空いっぱいに眺められる場所で

祈りたいと思わせたのかもしれません。

夕暮れ時の川から吹き上げる風は冷たく、身を切るようでした。

今回の震災で亡くなった方々を見送るように沈む夕日を眺めていると

沈んだはずの太陽が火柱をあげるように天に昇っているようにみえました。

ふと、東北地方の方角はと東の方を見上げると

もうすでに美しい月が昇っておりました。

社会全体が自粛ムードにある中ですが、

元気なものが経済を動かし、

生きている者が肉体で感じられる全ての感性を働かせて

明日の一日を精一杯味わい、楽しみたいと強く思って帰ってきました。

私がもし被災者だったらそう望むと…

今朝、

大阪に住む友人がミキサー車に巻き込まれて

重傷を負い、救急救命センターに運び込まれたけれど

2回の手術で命が助かった。命には別状がないと聞いて安堵しています。

助かったら行こうと決めていた場所に

明日行って来ます。