2024年笑間通信7月号(創刊191号)
2024年笑間通信7月号(創刊191号)
およそ2周遅れの梅雨入りでしたが、ようやくの恵みの雨に田畑も潤いますように^ ^
さて、今月も「男のハンドドリップ講座です。今回は、いよいよ実践編となります。再三申し上げますが、これはあくまでもエマのマスターのやり方です。コーヒー豆に含まれる味わいを余すところなく濾し取ることに主眼を置いています。なので、出来るだけ新鮮で良質なコーヒー豆を使っていただき、豆は豆のままで買ってきて抽出の直前に挽くようにして下さいね。
さて、マスターは、抽出の杯数に応じてあらかじめ「使う豆の量」と「使うお湯の量」を決めております。
その基本の公式は、
『豆の量(g)の 16倍のお湯を使う』即ち、『豆g×16』です。
例えば、
1杯分 (1杯分の抽出量の目安は約140ccです)→豆10g×16すなわち使用するお湯の量160cc
2杯分→豆20g×16で、使用湯量320cc
3杯分→ 豆30g×16で、使用湯量480cc
4杯分→ 豆40g×16で、使用湯量640cc と言った具合です。
もちろん、ご自身のお好み(濃淡)にあった倍率を設定してもらって構いません。
次に豆の挽き目ですが、中挽き(ザラメよりも細かくグラニュー糖よりも荒いくらいでしょうか)を推奨します。
お湯の温度は、沸騰したてのお湯を使うのは、NGです。90度前後まで湯冷まししたお湯を使いましょう。
▽一湯目=「蒸らし」
コーヒーの粉全体にお湯を万遍なく回しかけ、粉にお湯を馴染ませる作業です。注ぐお湯の量は、使う豆の2倍程度。蒸らしの時間は、20〜30秒。
「蒸らし」は、コーヒーの「目覚め」を促す工程です。コーヒーの粉はお湯に触れることでムクムクと気持ちよさそうに起き上がってきます。この膨らみが新鮮さの証です。もし、粉が膨らまないようであれば、そのコーヒーは既に酸化・劣化が進んでいることになります。
▽2湯目=ドリップ(抽出)
「蒸らし」で起き上がってきたコーヒーの膨らみが落ち着いてきたタイミング(20〜30秒後)で2湯目です。コーヒーの美味しい成分を濾し取るのがこの2湯目。
お湯を粉の真ん中に優しくゆっくりと真っ直ぐ落としながら小さな円を描いて下さい。
使用湯量の半分までのお湯を使います。
▽3湯目=ドリップ(抽出)
2湯目終了後、少し間を置いて3湯目。同じく、真ん中目がけて真っ直ぐにお湯を落として下さい。
予定のお湯の量に達したら差し湯を止め、後はお湯が落ち切るまで待ちましょう。全体の抽出時間は長くても3分までとします。以上で抽出完了です。
繰り返し行うことで自分なりのリズムが必ず掴めるようになります。分からないことはマスターに気軽に聞いて下さいね。
【文月七月の笑間珈琲】
□今月は、戸杜夢依(ともりむい)さんの切り絵展です。
★戸杜 夢依(ともり むい)
切り絵は約15年、独学でコツコツと続けてきました。
私の目が、手が、「キリトル世界」を形にして表現したい。
そんな想いを込めて、昔から大切に使ってきたモチーフ達をリメイクして今回の個展のために作品を作りました。
☆7月14日(日)門真手作り市
門真市民交流会館 中塚荘にて
11:00〜16:00 入場無料
笑間は、コーヒーの出店とグリーンノーツでの演奏を行います。
マスターの知り合いの行灯社さん(ハープ&フルート)の素敵な演奏も楽しめますよ(こちらは、13時より)。