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エマ通信

2024.08.31

2024年笑間通信9月号(創刊193号)

2024年笑間通信9月号(創刊193号)

先日、お客様から「水が変わるとコーヒーの味って変わりますか?」との質問がありました。
「もちろん変わります。何せブラックコーヒーの内容量の98%以上は水ですから」と、お答えしました。
なぜそんな質問が出たのかと言うと、その方が那智の滝に遊山した折、現地の湧水を持ち帰り、その水でコーヒーをドリップしたところ、いつにも増してたいへん美味しいコーヒーだったそうです。
実はマスターにもそんな経験があります。私の場合は、東北の最古刹として名高い天台寺の参道にそびえる桂の大木の根本から水がこんこんと湧き出ているのですが(桂清水と言う)、その水を汲んで帰りドリップしたところ、それはそれはえもいわれぬ味わいのコーヒーでした。
あとは、石垣島の山座利の地下水も素晴らしい水でしたね。
マスターは昔から水に意識が向きます。幼少期に過ごした八重山の島々ではどの家でも天水を貯めていたり、島の水は珊瑚石灰質なので鍋肌に結晶がこびり付いていたり、また母親が過ごした鳩間島は水不足の苦労の絶えない島だった話を聞いたり、そんな水事情を間近に感じたせいかも知れません。
今季の台風10号がもたらした大雨も街を濡らし地面に染み込み河川に流れ込み…、いずれは回り回って自宅の水道を経てケトルのお湯となり目の前の一杯のコーヒーに生まれ変わるのかと思うと、この一杯の仕合わせも地球の循環により支えられているのだという思いになります。
さて、「水が変わるとコーヒーの味が変わる」。実はこれは、最新のコーヒームーブメントでもあります。なんと、コーヒーも抽出に適した水を作る時代になってきています。手短に説明しますが、要は炭酸塩硬度(KH)と一般硬度(GH)の調整をするのです。前者KHは、酸味を抑える水の能力値です。後者GHは、カルシウムとマグネシウムに紐づく味覚の特徴となりますが、ざっくり言うと、硬度が高いほどコーヒーの味がぼやける傾向があります。
そのことを理解した上で、飲料用の蒸留水でドリップした後に硬度の調整をしてあげるのです。
実は、この調整は家庭でも出来なくはなくて、ベーキングソーダ(重曹)とエプソムソルト(硫酸マグネシウム)を手に入れ、蒸留水でドリップした後にお好みの味に調整すれば良いことになります。
そこまでは出来ないよと言う方は、エマさんのコーヒーで一服して下さい^ ^ちなみに当方の水は、マイナスイオン化(アルカリ化ではない)した水を更に活性炭で不純物を取り除いた水を使っております。

【長月9月の笑間】
◆龍画仏画の八代大地さんの作品展◆
展示は2部構成となり、前半と後半で展示内容が変わります。
前半:9/2〜9/13
後半:9/14〜9/28
尚、9/14(土)は下記のイベントが行われます。

その1)笑間珈琲龍朱印
当日ご来店されたお客様でご希望の方に「笑間珈琲龍朱印」として龍画をその場で描かせて頂きます。(※お代金は、皆様がご納得なされる御志にて)

その2)エママスターの祓い清めライブ
19時よりマスターによる「祓」「清」「龍」をテーマにした龍神ライブイベントが行われます。
※テーブルチャージお一人1,000円
ご来場の方には、マスター特別焙煎のドリップバックコーヒー「龍の涙」のお土産付き。
お席は10席限定です。お早めにエマまでご予約下さい。

★9/10(火)ありがとうの日
エマのお客様感謝デーです。ご来店の皆様に手作りのお菓子をお振舞い致します。

★9/14(土)祓い清め龍神ライブ
久しぶりのエマ歌夜会です。
マスターが弾き語ります。
19時より
参加費?1,000-(飲食代は別途となります)
10名様限定(予約制)