EMA COFFEE LOGO

エマ通信

2012.09.08

ホーム焙煎講座開催

「ホーム焙煎講座」なるものをたまにお店で開催しております。
もっと手軽に身近に、
美味しい珈琲を味わっていただくための珈琲講座です。
それと、珈琲のことをもう少し深く知っていただこうというねらいもあります。

参加していただいた方に先ずやっていただく作業が、「ハンドピック」です。
image

これは所謂、欠点豆を取り除く作業です。
どんなにグレードの高い豆であっても、農産物である以上、
必ず欠点豆(虫食い、カビ、発酵、割れ等)が混入してきます。
image

それを手作業で除去していただきます。
それから焙煎が始まります。
用意するものは、
 ごま煎り器、軍手、ザル、
 団扇、カセットコンロ、タイマー

先ず最初に、生豆30グラムをごま煎り器に入れ、しっかりふたをします。

image

コンロの火を着けます。
最近のカセットコンロは火力が強いので中火の強位がお薦めです。
最初の五分は遠火の位置で(50-60センチ位)ごま煎り器を振り続けます。

image

五分を超えてから、ごま煎り器を火に近づけます(10-20センチ位)。
豆に満遍なく火を通すイメージで休みなく振り続けます。
豆を急激に焦がさないよう、
出来るだけ煎りむらが出ないように心がけましょう。

image

10分超えた頃から、一回目のハゼが始まります。
ハゼのタイミングは人それぞれとなりますが、
マスターとしては、
12分前後に一ハゼが来る位を目安に加減を調整すると良いかなと思っています。
さて、火から外す煎り止めのタイミングをどうするか、ですが、
これはその人がどんな味わいの珈琲を飲みたいか、によります。
  酸味系がお好きな人は、軽めに
  苦味系がお好みなら、深めに
焙煎すると言うことです。
最初は、無難な線で、
中煎り(一ハゼを聞き終え二ハゼが始まる前)位を目安にしてみて下さい。
煎り止めたら、すぐにザルにあけて団扇であおいで冷まして下さい。

image

image

続いて、テイスティングタイムです。

image

自分が焙煎した豆は自分でドリップしていただき、
参加者全員でテイスティングします。

image

この一時が案外楽しいのです。
同じ豆を同じように焙煎したつもりでも、
出来上がる珈琲はそれぞれの味わいになる、
その事を実感出来て、面白いのです。
ワイワイガヤガヤ、珈琲談義に花を咲かせて、
斯くして、気持ちも晴れやかに終了します。
お土産に、ごま煎り器と生豆200グラムと軍手をお持ち帰りいただきます。
次回は、あなたのご参加をお待ちしております(^^)/

image