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エマ通信

2011.05.08

珈琲豆茶

マスターです。

引き続き、珈琲の健康効果についてお話します。

珈琲の処方箋で大切なことは、

生豆選び(品種と産地)と焙煎度です。

珈琲豆の内容成分のうち、薬理効果が特に期待できるものが

カフェイン、トリゴネリン、クロロゲン酸です。

これらの含有量が多いほど、

脳梗塞や高血圧、食後の過血糖に、より効果的です。

ところが、トリゴネリンやクロロゲン酸は焙煎が進むほど

他の物質に変化してしまいます。

従って、薬理効果を高めるためには、

浅煎り豆の珈琲を飲むことが必要となります。

産地のことでいえば、インドネシアのマンデリンが

上記の成分を多く含むと言われています。

そこでエマでは、このマンデリンを極々浅く焙煎した、

薬理効果に特化した珈琲豆の扱いも行っております。

もともとは、あるお客様からの依頼があって焙煎を試みたのですが、

これがなかなか良い感じなのです。

焙煎度合いで言うと、

いわゆるライトローストよりももう二段階位浅い焙煎で、

淹れ方は、少し粗めに挽いて

紅茶のようにお湯に浸して約3分から5分待って、茶漉しでこします。

お味は、珈琲とは全く違います。

マスターの印象では、とうもろこし茶が近いように感じます。

いわゆる、穀物茶ですね。

とても甘みがあって、珈琲とは似ても似つかぬお味です。

ただ、冷めてくると渋みや苦みが出てきますので

熱いうちに飲む方が飲みやすく思います。

この浅煎りのマンデリンですが、時折、ダイエットコーヒーとして

マスコミでも取り上げられることがあるようです。

これは、カフェインやクロロゲン酸(コーヒーポリフェノール)に

体脂肪を血中に溶け出させる作用があるためです。

ただ重要なことは、珈琲を飲んだ後、

適度な運動をしなければ意味がないということです。

珈琲はあくまでもダイエットの補助薬なのであって、

確かに痩せる体質にはなるようですが、

飲むだけでは効果は期待できないと心得るべきです。