満願のお伴
10月13日(木)
今日は、お休み日でしたので、父のお伴をして
岐阜の揖斐川の山の奥にある「華厳寺」へ行って参りました。
このお寺は、結願・満願霊場となる日本最古の観音霊場
「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所となっており
父はその三十三か所巡礼の全て終えたので、その御礼と共に
巡礼の杖を収めに行きました。
父は身体を壊してから、仕事のペースを緩めつつ
合い間、合い間に四国八十八か所と西国三十三か所の巡礼の旅に出ておりました。
三十三か所に関しては、
交通が不便な場所や、足元がおぼつかない父にとって
困難な札所へは度々お伴をしておりましたが
本当によく頑張ったものだなぁと今日、石段を一歩一歩登る父の後ろ姿を見つめながら
「父のこの深い思いは有り難いものだ」とジンと感じておりました。
曇り空で少し肌寒い朝でしたが、雨に降られることもなく
ゆっくりと父のペースでお参りを終えることが出来ました。
脳溢血にヘルニア、大腿骨の骨折等々。
立て続けにまるで
身体を打たれているかのごとく様々な病気や怪我に
見舞われましたが、毎回喜々として出かけていましたので
満願成就を無事に達成してことのほか感謝しておりました。
次回は長野の善光寺さまへと心が向かっているようです。
とても癒される美しいお寺でした。
参道に出て、すぐの茶屋でお昼ごはん休憩です。
往復300キロの道のりで、計8時間。
一日巡礼の良き旅でした。