海、その愛
昨日は、トンボ帰りでまさかの東京出張。
場所は、永田町の海運クラブ。
海洋レジャー関係のとある会社の
株主総会後の交流会で歌のオファー。
珈琲は淹れてない^^;
海をテーマにした曲を中心に選曲。
行きの新幹線車中で
うつらうつらしながら海のことを
考えていたら、突然思索を得る。
「海は、波打ちながらも常に
波間を水平に保とうとする。
空気は、真空の裂け目に向かって
一挙になだれ込む。
日の光は、あらゆる地を
絶えず照らし続ける。
自然は、常に満たし合おうとする。
不足が生じたならそこを補うために
全力であらゆる力を動員するのだ。
本来、人もそういうもの。
母は稚児に母乳という尊い血を与える。
父は母の母乳のために心血を注いで
汗を持って働く。
そして子らは育ち、
満たし合うという自然の原則を倣いながら
地に満ちていく。
本来、自然の摂理には
所有や国境など存在しない。
進化論やら社会学やら神学やら、
人間の大仰な学問の事は、よくは知らない。
ただ僕が信じていることは、
絶対的愛の基準で男女が水平に向き合う時、
そこに神の愛が垂直に降りてきて
全てを満たすという真理。
僕にとっては、
国家や世界の経済やら
生きて行く上での肩書きなどは
その実どうでも良くて、
降り注ぐ日の光と
水の流れる大地さえあれば、
生きていけるのだ。
その場所に、絶対的に愛するパートナーと
愛する仲間達がいてくれさえすれば、
私の人生に悔いはない。
互いに満たし合えますように、
人としての愛の鍛錬を疎かに
してはならない。」
この日、家に帰り着いた時には
暦が変わる。
途中連絡が途絶えて(携帯がデッド)
いらぬ心配をかけた奥様を抱きしめた。