笑間通信 2017年 新年号 表記事
一年の計は元旦にあり。
さて皆様は酉年のこの一年を
どのように過ごそうとお考えでしょうか?
毎年、ママとマスターとで自分達の年頭標語的なものを
決めて一年を出発します。
ちなみに、昨年(2016)は、「思い残す事のない人生」
と言うものでした。
2017年は何がテーマになるかなと思いを巡らせていたところ、
マスター先日夢を見ました。
夢の中で鳥が飛んで来るのです。
一見ニワトリの様なのですが、
真っ赤なトサカが異様に長く
空を舞う姿は鳳凰の様に見えなくもない、
そういう不思議な鳥でした。
その鳥が舞い降りて来て卵を産むのです。
その卵がなんと金色。
そしてその金の卵を置いて何処かへ飛び去って行くのです。
そこでマスターが聞いた声は、
「孵化させてみい」と言うもの。
夢解釈は一筋縄には行かないところのものですが、
この夢はきっと吉兆であると確信しています。
酉年とは言うものの、そも「酉」は「鶏」ではありません。
東洋暦で使われる干支(えと)は、本来十干一二支で表されるもの。
ちなみに、2017年は「 丁酉(ひのととり)」。
「酉」は元々「酒」の「氵」を取ったもので、
水を湛える壺の象形文字がその由来です。
ですので、「器の中が満たされる」、転じて
「果実が最高に熟した状態」を表します。
従って、酉年は成熟の年であり、
成果を刈り取る年となります。
また、「とり」は「とりこむ」と言う語呂合わせから、
商売繁盛の縁起を担ぐに良い年回りとされています。
振り返れば、我が笑間珈琲がオープンした2005年は、
丁度酉年でした。
商売を始めるには良いタイミングだったことになります。
相変わらずその日を凌ぐのがやっとな程度の
小さな小さな商いしか出来てはおりませんが、
お陰様で今年は干支も一巡して12年目を迎える笑間珈琲です。
商売は儲けということが大事ですが、
エマ場合は、これまで儲けよりも
人とのご縁を大切に温めて参ったように思います。
植物で喩えれば、見えない土の中で
ひたすら根を張ってきた感じです。
ですので、エマの場合は「石の上にも12年」。
花の開く年がようやく巡ってきたと
ワクワクしております(*^^*)
夢の中で授かったのは金の卵でしたが、
マスターの思いとしては、
金の翼を戴いたように感じております。
ですので今年の笑間は、「羽ばたく年」です。
順風逆風、空の風向きはきっと千差万態あることでしょうが、
気持ちの良い風を掴まえて
気持ちの良い飛翔をしたいと思います。
なんだかボブディランの「Blowin’ in the wind (風に吹かれて)」が
歌いたくなりました(^^)
「どれだけの道を歩めば 人間と呼ばれるのだろう
あといくつの海を越えれば 白い鳩は浜辺で休めるのだろうか
あとどれだけの砲弾が飛び交えば 永久に禁止となるのか
答えは友よ 風の中 風に吹かれて舞っている
山は何年そこに留まることができるのか?
海に洗われるまで
人はあと何年生きていけば良いのか?
自由が許されるまで
あとどのくらい人は顔を背け続けるのか?
見ないふりをあとどのくらい?
答えは友よ 風の中 風に吹かれて舞っている
人は何度見上げれば 青い空に気がつくのか
為政者たちよあなた方は いくつの耳を持てば
人々の叫びが聞こえるようになるのか
あと何人の人が死ねば ことの重大さに気がつくのか
その答えは友よ 風の中 風に吹かれて舞っている」
その答えは明快です。
人が生き存在する目的は、愛と心情と人格を高め合うこと。
それさえぶれなければ大丈夫です。
今年もどうぞよろしくお願い致します!