この川の流れて この川の流れは あの山の一雫 木立の先よりポタリと落ちた いつかの朝露 陽の差す街は 今日も熱い坩堝となってたぎり 暮れてゆく 街の毒気も喧騒も破廉恥も酔狂も虚無も 知らぬ間に雲は沸き立ち蒸気と化して 山へと還ることでしょう この川の流れは あの山の一雫