善き闘いを成し終えて
「善き闘いを成し終えて
永遠の御国に 入りし君」
送りの一日を終えました。
感謝に満たされたとても善いお別れが出来ました。
滞りなくすべてを為して、
涼やかな風に吹かれて
夕闇迫る空には冴えたお月様が微笑む。
申し訳ないが、哀悼というよりも清々しい。
この世界にはもうひとつどこか新しい次元があって、
物事は三段階の進化を経て
完成するのが宇宙の理であるらしい。
初め母の胎での海中生活を経て、
次にこの地上での陸上生活を全うし、
そして最期、死を経て宇宙的な胎から別の次元の世界へと新たに誕生をする。
それは、虫がまゆを出て、束縛から自由になって、
新しい身体、新しい存在、実体となって羽ばたくようなもの。
そういう理解が腑に落ちれば、死は結婚式に匹敵するほどの祝日(しゅくひ)となる。
だから、そんなときに陰鬱になったり、悲しくなったり、がっかりしては、
天に登って行く人を引きずり下ろすこととなる。
懸命に命を生ききった人のその勝利を祝してさしあげる。
そんなことを思えるほど感動のあった今日の送り日でした。
お義父さんお疲れ様でした。ありがとう。
またお会いいたしましょう。