夏の終わりの雲のよう
さすがに照りつける日射しには辟易だが、
青空のキャンバスに描かれる雲の紋様は底抜けに美しい。
お年寄りが仰いました。
「もう夏の終わりの雲のようだ」、と。
地震、水攻め、火攻めと、
このところ立て続けに容赦なく自然が猛威を振るう。
それが人々への警告であろうと浄化であろうと、
僕たちは新しい種を蒔く。
僕は僕の命を燃やす。
例えばその燈(ともしび)が歌うことで灯せるのなら、懸命に歌う。
今日のマスターは、歌う珈琲焙煎士。
来年もまた必ず歌いに来てくださいと、
皆さんに見送って頂きました。
夏の終わりの和み雲
いずれ散り散り失せるとも
明日には明日の雲の歌