エマ通信9月号より その3
『食と健康の事』その3
さて、現代の難しい時代環境にあって、私たちは、自分の健康を命を
どう健やかに保ってゆけば良いのでしょう?
ここで、「命のトライアングル」と言うひとつのヒントをご紹介いたします。
人間の身体は、
動作や全身の感覚、呼吸、体温、代謝などを調整する神経系、
ホルモンによって体内の恒常性を調整する内分泌系、
ウィルスや細菌などの外敵からの侵入を駆逐する免疫系、
この三つの系の働きによって正常に機能しています。
これを「命のトライアングル」と呼ぶそうです。
そしてこの三つの系の働き全てに最も重要なカギとなる栄養素が、
ミネラルだと言うのです。
1970年代にアメリカで、「なぜ人は病気になるのか?」を
国をあげて調査したことがありました。
その集大成が「マクガバンレポート」なのですが、
そのレポートの結論が、
「現代人は慢性的にミネラル不足に陥っている」と言う指摘でした。
また、1992年の「国連地球サミット」で報告された、
「過去100年間に世界の農地からミネラルが大幅に枯渇している」
と言う指摘はとても示唆に富んだ内容でした。
ミネラルは微量栄養素(体のわずか4%)ですが、
体内では極めて重要な役割を担っています。
良質のミネラルをバランス良く摂ること、
それが健康への第一歩となります。
You are what you ate.
『汝とは、汝の食べたものそのものである』