我が心の豆蔵さん
今日、福井が郷里だというお客様から、
なんともサプライズなお土産を頂きました。
福井の自家焙煎珈琲の名店、
「豆蔵(まめぞう)」さんの珈琲豆です。
実は、この豆蔵さんこそが、
マスターをして珈琲の世界に飛び込ましめた
きっかけを与えてくれた、
簡単に言えば、マスターの師匠にあたる存在なのです。
かいつまんでお話しをすると、
マスターが八重山で調子良く牛飼い(マスターの前職です)
をしていた矢先、
突然の大怪我に見舞われて、
已む無く2年程、療養生活を強いられておりました。
その間に丁度、狂牛病問題が起きて
その煽りを食って
うちの牧場が倒産して、
マスターの回復後に帰る場所が無くなって…
たまたまその時にマスター、
福井の病院でお世話になっており、
その病院の近所にあった喫茶店が
件の豆蔵さんだったのです。
人生は、青天の霹靂。
それまで実を言うと、正直に告白すると、
珈琲になんの興味もこだわりも無く、
飲食業に関わったことさえ全く無かったマスター。
ところが、入院生活の暇つぶしに、
豆蔵さんに通っているうちに、
こんなスタイルのお店をマスターもやってみたいなと、
その思いがムクムクと膨らんで、
結局、豆蔵さんとの出会いのご縁で、
「笑間」が誕生したのでありました。
ですから、豆蔵さんこそが、
笑間の生みの親なのです(^^)
そして今日、
我が師匠の豆を前にして、
感慨深気に
遠くを見やるマスターです。
長い無沙汰の非礼を、
先ずは詫びないとなぁ…
師匠の珈琲、頂戴致しますm(__)m