デンサー節
11月21日(月)
昨日の動画の八重山民謡ですが、どのような意味なのですか?
との問いがありましたので、今日は歌詞を訳してその意味を書きたいと思います。
デンサー節
私の心を唄うのでどうぞ聴いてくだされよ。ほんとうによ。
国を治めることと家族を持つことは船を持つのと同じこと。船頭と船員も、
親と子も心を揃えなければならない。
親子の情愛の美しさは、子どもから。兄弟愛も弟から。家庭でも嫁(妻)の方から。
人は見かけではなく心。心こそが肝心。心を大切にして世の中を渡らねばならない。
口を開く時は慎みなさい。口に出しなさんな。出した言葉は二度と口へは戻せません。
車はわずか三寸の楔(くさび)で千里もの距離を走ることができるが、
人は三寸の舌で、人生を食いつぶす(台無しにする)。
鳥は時を知らせる働き、犬は家の番をする働きがある。人にも人の働き(天分)があるのに、
無駄にする者は世間の役に立ちません。
大体の訳ですが、このような内容で唄われています。
まるで、おじぃやおばぁからの話を聞いているようで
「この話を聞いて、どうぞみんな幸せになりなさいよ」と言ってもらっているような気持がします。