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エマ通信

2011.11.21

デンサー節

11月21日(月)

昨日の動画の八重山民謡ですが、どのような意味なのですか?

との問いがありましたので、今日は歌詞を訳してその意味を書きたいと思います。

 

デンサー節 

私の心を唄うのでどうぞ聴いてくだされよ。ほんとうによ。

国を治めることと家族を持つことは船を持つのと同じこと。船頭と船員も、

親と子も心を揃えなければならない。

親子の情愛の美しさは、子どもから。兄弟愛も弟から。家庭でも嫁(妻)の方から。

人は見かけではなく心。心こそが肝心。心を大切にして世の中を渡らねばならない。

口を開く時は慎みなさい。口に出しなさんな。出した言葉は二度と口へは戻せません。

車はわずか三寸の楔(くさび)で千里もの距離を走ることができるが、

人は三寸の舌で、人生を食いつぶす(台無しにする)。

鳥は時を知らせる働き、犬は家の番をする働きがある。人にも人の働き(天分)があるのに、

無駄にする者は世間の役に立ちません。

 

大体の訳ですが、このような内容で唄われています。

まるで、おじぃやおばぁからの話を聞いているようで

「この話を聞いて、どうぞみんな幸せになりなさいよ」と言ってもらっているような気持がします。