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エマ通信

2012.08.15

大山キャンプその3

九州の西を通過した台風の影響でしょうか、
夜半にはテントが吹き飛ばされるかと思うほどの強風に見舞われましたが、
朝にはすっかり天気は回復しておりました。

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皆より早く起床したマスター、張り切って早朝ランニングへ、
と言うよりも、結果的にトレイルランへと一人出発しました。

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人気の無い参道を大石寺の山門前まで駆け上がり、
そこからは大神山(オオガミヤマ)神社奥の院へと至る日本一長い自然石の道をひた走り、
ようやく目指す神社様に到着しました。
朝の清浄な空気に包まれたそこは、まさに「幽玄美」に溢れた、天が近しい処でした。

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その手前に配された手水からして霊験がほとぼしるような風格がありました。

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社殿の裏手から続く修験道を苔むした岩に足を取られ、
生い茂る草木に行く手を阻まれながら駆け上ること約30分。
突如、大山のカルデラが作り出した大堰に行き当たりました。

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そこから見上げる大山のピーク(弥山と剣が峰)に呼ばれている気がしましたが、
今回は断念して下山することに。
下山途中にあった「賽の河原」と「金門」の表示に従って、そこにも立ち寄りました。
そこは今回の旅でマスターが一番印象深い処となりました。
切り立つ岩肌が作るV字の切っ先に流れ込む川が滝を作り、
そこを目掛けて大山の山上からの風が荒々しく吹き下ろす、
「山の神様の通り道」という印象を受けました。

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マスター的表現を使わせていただくなら、
そこはまさに「零場(ゼロバ)」(零場の説明はいずれまた)でした。

お山の恩寵を目一杯頂いて、感激に震えながら帰ってきたマスターでした。
が、他の皆は、いまだ夢の中でした(^^;)

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