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エマ通信

2016.05.28

手書きを続けて丸8年。エマ通信創刊96号。

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「梅の雨」と書いて「梅雨(つゆ)」。
梅雨の由来は、「梅の実の熟す時期の雨」から来ているそうです。

日本を代表する梅の産地のひとつ、福井県若狭地方。
昨年より笑間では、この良質の若狭梅を生む梅林を保全する活動に
取り組んできました。

ご存知のようにエマの牛スジカレーのご飯は、
若狭の篤農家杉田さんが手がける低農薬の愛情米です。
杉田さんがお米の無農薬栽培に取り組む中で
無農薬にこだわる真摯な地域の農家さん達、
その同志の方々と自然とつながるわけです。
その中に梅の無農薬栽培に取り組んで四半世紀になる
大久保さんという大先輩がいらっしゃいました。
私たちは、杉田さんとのご縁から大久保さんの手がける
良質の梅を毎年この季節に摘ませて頂いておりました。
25年に渡り一貫して無農薬にて取り組んで来られた
梅林の中というものは、
それはそれは本当に清々しい氣の流れる美しい空間です。
足元は、自然に堆積した腐葉土でふかふかに覆われた
緑の絨毯となっています。
梅の幹にはびっしりと着生植物が生い茂り、
多種多様の生き物がバランス良く循環している事を実感できます。
ここの畑に入る度、マスターは癒されます。
本来的に自然界の持つ力とは浄化力なのだと理解できます。
毎度こちらの畑から治癒力を頂いている気分になるマスターです。
ところが、昨年の収穫を終えた後に、
大久保さんが体調を崩されて急に亡くなってしまわれたのです。
残念なことに、こちらの梅林には後継者がいらっしゃいません。
畑の世話を継続出来なければ、
これまで手塩に育てた梅の樹を全部伐採してしまうことになります。
25年に渡り無農薬に徹して創り上げてこられた
この貴重な空間が失われてしまう!
これは地球環境にとって、とても手痛い損失ではないでしょうか。
そこで私達は有志を募りチームを結成して
大久保さんの美林を保全する活動を始めた次第です。
それが「若狭わっしょいプロジェクト・梅美林保全ワーク」
なのです。

都会育ちのもやしの様な私達ですが素人なりに頑張って、
剪定作業や草引き、施肥、消毒等、
行ける時に行ける者が集まって、この一年、梅の世話を続けました。
そして、今年もなんとか実りにまで漕ぎ着けました。
門真からの行き帰り等の経費は全て持ち出しです。

そこで皆さんにお願いがあります。

正真正銘完全無農薬のこの梅の実を、買ってやって下さいm(_ _)m

粒が不揃いだったり、面(つら)が不細工だったり、
多少はするかと思いますが、とても良質である事だけは
間違いありません。
保全当事者のマスターが保証します!
ご購入頂いた皆様からの売り上げで
また来年の実りへと繋いでいく事が可能となります。
地球のほんの片隅の
本然の吐息を感じる小さな聖なるこの場所を
可能な限り保全して行きたいのです。
梅酒にしても、梅干にしても、梅シロップにしても、
梅ジャムにしても、とても美味しく作れます。
ご購入希望の方は、エマまでご用命下さいませ。

収穫予定日は、6/9(木)、6/11(土)、6/19(日)です。
お値段は、キロ当たり800円です。

6/19は、「梅狩りツアー」を企画しております。

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