ハンドピック
エマさんは週三日も休んで、休みの日は何やってるんですかと、
半分恨めしそうに、或いは羨ましそうに（私の被害妄想も入ってますが^^;）聞かれることがあります。
時には、大名商いでいいっすねぇなどと、からかわれることもあったりと^ ^
いやいや、このご時世、私らも生きてゆくのに必死ですわ。
休みと言っても基本、マスターはお店に関わることを、ママは山に芝刈りなんぞに出かけながら、左うちわのゆとりなど1ミリも無く毎日自転車ペダル踏み倒しておりますわ、ホンマに^ ^
で、今日はと言えばマスターはハントピックという、美味しいコーヒーを創るために必須の大切な作業に勤しんでおります。
これは、謂わゆる欠点豆を取り除く作業です。
焙煎前の状態を生豆（なままめ 若しくは きまめ）と言いますが、やはり農産物ですので大きさや形の不揃いなど瑕疵（かし）豆が紛れ込んできます。
大きすぎたり小さすぎたり、割れていたり虫が食っていたり、顔色が悪いもの形が整ってないもの等々。
時には石ころや木片、珍しいところではコインや現地人の剛毛、ワーム（芋虫）まで！入っていることもあるのです。
そんなものを一粒一粒見分けながら、少しでも美味しいコーヒーを皆さまにお届けするべく、思い（半分は意地）と時間を費やしております^ ^
こんなことはまぁ、商いが小さいが故に出来ることかも知れませんね。
1日に何十キロも売りさばくお店では中々手の回らない作業かも。
自家焙煎の小さなお店ならではの地味な取り組みです^ ^
焙煎後にもう一度ハントピックしてます。
寒さ堪（こら）えながら町外れの一寸の喫茶店の五分の意地見せたれや！
